第14回 ちいさなたび→ピリカ 開催のご報告

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だんだん夏の光を感じ始めた6月6日、7日の週末に、今年はじめのちいさなたびを開催しました。
今回から、新しいちいたびの拠点・みちのくひかりピリカで5年目がはじまりました。
14回目になるのですね。月日が経つのは早いものです。

今回は、福島から4名のお母さんと11名のお子さんに参加していただきました。
今までより小さな人数の予定でしたが、たくさんのお子さんが参加してくれたことで
元気いっぱいの充実した2日間となりました。

これまで、宮城県内の線量の低いとこで、その都度環境の良い場所を模索しながら開催してました。
5年目を迎えるタイミングに、小さな人数で暮らしの延長線のなかで安心して保養を丁寧に受けていただきたい
そんな思いで、今回からみちのくひかりピリカで開催することになりました。

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会場は、仙台市に隣接する豊かな森が広がる公園のすぐ近くにある一軒家。
緑豊かな草木があふれ、探検できそうな小さな森で
子ども達が自由に走りまわったり、遊具で遊んだり。
子どもたちがあらゆる遊びを体験できる自由でわくわくする場所です。
日常と変わらない環境でがんばりすぎない静かな時間のなかで
ゆったり心身を開放して、そしてエネルギーを充電して日々の営みに戻る。
運営するわたしたち自身が、こうした日常の大切さを回を重ねるごとに感じていきました。

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いつも家族のためにがんばっているお母さんたちが、ふと、お子さんから離れて、
自分のからだとこころを開放することに専念できるひととき。
女性として母としてのたくさんの経験をしてきたみさお先生のヨガは、
お母さんたちの様子をすっと感じとって、からだをゆるめ
自分らしさを取り戻せるこころの状態へと力強く導くいてくれました。
その時間は、お母さんたちにとってきっと貴重な体験となられたことと思います。
お母さんが鋭気を取り戻すことで、自然とお子さんたちも安心し無邪気に活発に遊び
楽しい笑い声がたくさんあふれました。

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今回、初参加の方とちいたびに定期的に参加してくださっているベテランのお母さん方。
放射線からもたらされる心配ごと、震災後に引き続き抱える現状を
積極的にわたしたちにもシェアくださったり、参加者の方々同士で分かち合って
日常に戻られても助け合える仲間になられているようでした。
ひと時の保養だけではなく、そこで繋がり合える出会いになっていることや
健やかに暮らす小さな知恵としてその都度メモを取られたり積極的にご質問いただきました。

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ひととき、お子さんから離れて静かにヨガのクラスやボディーワークをゆったり受けて、
お母さんたちが自分らしさを取り戻され、子どもたち同士で自由に森や公園のなかで駆け回って
自然と一体になって全身で動きまわってたくさんの笑顔を見せてくれたり。
参加されたみなさんのそんなリラックスした姿を見せていただくことが、
なによりの喜びです。
一泊二日のみじかい小さな旅でしたが、子どもたちのたくさんの笑い声に包まれて
とてもあたたかな時間になりました。
参加くださった方々、サポートくださった方々、ありがとうございました。

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ちいたび について

母子週末保養プロジェクト ちいさなたびJapanでは、福島県内・宮城・岩手県南の地域に暮らしながら、放射線による影響を心配している母子(乳幼児)を対象に、母子双方の心身の保養を助ける目的とする週末保養プログラムの企画・開催をしています。